躾本

この本は多くの新入社員研修担当者からの“切なる思い”から誕生した本です。その“切なる思い”とは「導入研修でいくらすばらしいマインドや知識、技術に関する教育をしても、もっと根本的な問題行動があり、とても責任を持って現場に出せない」というものでした。それはビジネスマナー研修ではカバーしきれない数々の問題行動でした。

例えば「靴を脱いで講義を聞く」「呼ばれてもすぐに返事をしない」「メモ帳や手帳を持たず手ぶらで参加する」「乗換検索をうのみにして行動する」「入社式や研修のことを平気でブログに書く」など、きりがありません。これは本来、家庭での躾や学校生活を通して身につけているものです。それを「会社や組織」が身につけさせなければならない時代になったのでしょうか？

こうしたご担当者の切なる思いにお応えした「躾（しつけ）本」ですが、実は「自分自身を自分で躾るため」の本です。つまり内定者本人が、入社式までに自分自身を躾なおすための100の項目が載っている本なのです。ですから「入社式までに身につけることカウントダウン100」とし、「あと099」と内定者自身がチェックできる欄も設けています。

今や新入社員の多くは「見かけは大人、行動は子ども」ともいわれています。必要最低限の内定者研修では不十分なのかもしれません。この本を事前に配布された内定者が「最低限の大人の行動」を身につけて、晴々とした姿で貴社の入社式に臨んで欲しいものです。

【内容】

１． 身だしなみ

２． 歩き方・座り方

３． 言葉遣い

４． 挨拶（返事含む）

５． 持ち物

６． 携帯電話

７． 聞き方・訊き方

８． 公私の区別

９． 時間

１０．機密